循環型生活へ

広告モデルという仕事をするずっと前から感じていたこと。


"すべてが消費されている"
そんなことを、街中の広告やCMを見ながら
ふと思ったりした。


モノもお金も時間も場所も人も、
全部が、消費されている。


消費の先には、また新たな消費があって。
無限に欲しがらなくてはならない世界。

途方もなく遠く、そしてそもそも在るのかわからないゴールを追いかけていくような。

そんな大きな渦の中で、自分というものをちっぽけに感じてしまうほど

私の世界は消費、というものに動かされていた。


自分の世界の中で「消費」というものの影響が大きいからこそ
広告に出演することの意味も大きかった。


広告に出ることで、自分も世界に影響できているような
そんな気持ちにすらなる、というもので。


消費。


この言葉自体に良いも悪いもなくて
ただ、消費する、という、それだけの意味があるだけ。

東京23区で育ち
文字通り消費社会ど真ん中で生きてきた私は
いつだって服をたくさん持っていたかったし、
目新しい飲食店も行きたがった。
いつだって新しいものを知っていたかった。


だけど
いつからか、そこに一握りの虚しさを感じたりもしていた。

 
"すべてが消費されている"


その中で生きる私は、
どこへ、向かっているんだろう?

消費されて、消費して、
その先にあるものは?







私は

思考を巡らせてみたけれど
消費の先に、何も見つけられなかった。



なにも思いつかなかった。




もちろん、経済や社会の仕組みをよく知ってる人はその先に何があるかを知ってるのかもしれない。

けれど、私には
「消費じゃなく、循環」
というワードがふと湧いてきた。


私が考えたかったのは、
そもそもの仕組みの話だったのかもしれない、と。


消費しない。
循環する。


それを考えた時に
「言葉としてはわかる。イメージもできる。
でも、それって、本当はどういうことだろう?」

と問いかけて
出てきたワードは
Re-creation[再創造]
だった。


「消費から循環へ。
そしてRe-creationへ。」

これは循環型社会への意識があるところでは聞くようなワードかもしれない。


3R(Reduce/Reuse/Recycle)に謳われるようなこと。まさに。


でも私があくまでも"Re-creation"にこだわりたいのは理由があって。


従来の
「リサイクル」「もったいない」「リメイク」「エコロジー」
そういうものにつきまとう
「汚そう」「ケチっぽい」「お洒落じゃない」「実務的」
みたいなイメージ。


これを変えたい
と、思った。


循環したらもっと可愛くて
循環したらもっとお洒落で
循環したらもっと芸術的。

何より
消費するより、美しい。


そんな風になっていったなら。
簡単にみんな、"循環"を選ぶと思う。



…なんて、妄想はできたけれど
具体的にどうしたらいいのかな?
を、これからコツコツしていこう。
そんなお話○


これから色々と学び、生活に取り入れながら
都市圏における循環型の生活を目指して。

inowa

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